天草という柑橘をご存知ですか!?
あまりなじみのない名前かもしれませんね。
まだまだ生産量が少なく、市場に出回る量も少ないので見かけたことがない方も多いかもしれません。
この天草の特徴はなんといっても果肉の柔らかさです。
口の中に入れるとトロけるような食感は何ともいえません…。
さらに、あと口の良いサッパリとした甘さなので飽きの来ない味も特徴のひとつ!
外皮がかなり薄いのでむいて食べるのが難しく、カットして食べるようになります。
他の柑橘にはないトロっとした食感と、いくらでも食べれそうなくらいあと口の良い甘さの天草。
一度、味わってみる価値は十分ありますよ!
あの清見タンゴールを親に持つ天草ならではの食味!
この天草は清見タンゴールと興津早生みかんを掛け合わせた品種にページオレンジという品種を交配させて生まれて来た品種です。
あの果汁の多さとあと口の良いサッパリとした甘さは清見タンゴール譲りだったんでしょうね!
あの見事なまでの紅は天草の特徴でもありますが、天草は温暖な地域での栽培に適しているようです。
当園でも、海抜の低い南西向きの日当たりの良い園地で栽培しています。朝から夕方までしっかりと日差しを浴び、温暖なところで育った天草は本当に綺麗な紅色になります。
最近は施設内での栽培も多くなってきているようですが、やはり自然の太陽の光を十分浴びて育ったものは格別ですよね!
また、佐田岬半島の園地の特徴でもある段々畑は美味しい柑橘を作りは最適です。
サッパリとした甘さとトロけるような果肉が人気の秘密です。
当園での天草の収穫は12月上旬。
その頃には完全着色している実がほとんど…。
それほど着色がよくなる中晩柑は他にはなかなか見当たりません。
収穫後、一定期間貯蔵して熟成させます。そして、食べころになるのが2月上旬頃になります。
この天草の特徴のひとつに皮の薄さがあります。
外皮も内皮(じょうのう)も本当に薄いです。なので、皮をむいて食べることが難しく、カットして食べいるようにします。そして、口な中に皮の苦み等も気にならず、本当にトロッとした食感を味わうことができます。
このようにとても食べやすい天草ですが、たまに種があることがあります。
これが気になるところです…。
まだ天草を食べたことがないという方、この機会にぜひ味わってみてください!
もしかすると、この食感にハマるかもしれませんよ…。
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