12月6日・7日の2日間、静岡で開催された 日本有機農業学会 に参加してきました。

今回、私たちユウギボウシ愛媛はポスター発表の場をいただき、名取で取り組む バイオ炭と下草を活かしたリジェネラティブ農法、そして現地調査を通じて得られた最新データを紹介しました。
ポスター発表で感じたこと!
土の世界は一見地味に見えますが、実は「未来の農業」を語るうえで欠かせないテーマです。

会場では、土壌構造・炭素貯留・生態系の回復に関心を寄せる研究者や農家の方が多く、当園の実践データに興味を持ってくださる方々もいらっしゃいました。
特に、大学との共同研究で進めている 土壌の貫入抵抗・硬盤層の改善の可視化 は、「炭と草による土の再生」を裏付ける重要なエビデンスとして注目されているようでした。
学んだこと、再確認したこと
学会での議論を通して強く感じたのは、「小さな実践を継続し、データとして積み上げることの大切さ」 です。
名取の急傾斜地という特殊な環境で行っている私たちの挑戦は、まだ全国的にも珍しい取り組みですが、だからこそ、多くの人に興味を持っていただけるのだと改めて実感しました。
これから
土づくりは一朝一夕では変わりません。
だからこそ、現場での実践と科学的データを結びつけながら、未来につながる農業の姿 をこれからも発信していきます。
名取から始まった小さな再生の芽が、やがて地域へ、社会へと広がっていくように引き続き、温かく見守っていただければ幸いです。


