今や清見タンゴールの一大産地となった佐田岬半島の西宇和地区。
中でも先端部に近い宇和海側の園地のものは市場でも一目おかれるほどになっているそうです。
当園の清見園もその一角にあります。
急斜面に作られた段々畑と、この地区独特の土壌が清見タンゴールの栽培に適しているようです。
この地区で栽培されたものは味が濃いのが特徴で、果実の紅も綺麗だといわれています。
清見タンゴールは後口の良い甘さとジューシーな果肉が特徴です。
外皮が薄く手で向くのが難しいのでカットして食べます。また、内皮(じょうのう)も薄くそのまま食べても気にならない程です。
この清見タンゴールは全国各地で栽培されていますが、ここ佐田岬半島の清見は別格だといわれています。
一度、ご賞味くださいませ…。
着色促進と鳥の食害防止のため袋掛けは欠かせません…。
この清見タンゴールも袋掛け作業は欠かせません。
以前は油紙のような紙の袋を掛けていたのですが、近年は着色を進めるために繊維状のものを被せるようになりました。
当園では例年、11月に入ると袋掛け作業に入ります。
着色の良い園から掛け始め、12月末までには全園終了させます。
そして収穫は年明け2月中旬頃から始めます。
もちろん、着色の良い園から始め、木の上の方や日当たりの良い部分から収穫を始めます。
そのようにして各清見園を一通り廻ったあと、最初の園に戻り、残りの果実を収穫していきます。
やはり、この清見タンゴールも分割採集が基本になります。
そうすることで、できる限り糖酸のバランスの取れた実を収穫するようにしています。
果汁が多く後口の良い甘さが特徴のタンゴール系柑橘です。
この清見タンゴールはその名前の通り、タンゴール系の柑橘です。
とてもジューシーで外皮が薄く、通常のみかんのようにむいて食べるのが、難しい柑橘です。なので、カットして食べいるようにします。
内皮(じょうのう)も薄いので気にすることなく食べることができます。
この柑橘はいったん収穫したあと、貯蔵することで味を熟成させることができます。
2月中旬から収穫を始め、食べころになるは4月頃…。
収穫したばかりのものもフレッシュで美味しいのですが、やはり、一定期間熟成させたほうが甘みが増し美味しくなります。
また、果汁の多さからジュースやゼリー等の加工品としても注目されてきています。
近年は、各ご家庭で色々な方法で清見タンゴールの食味を楽しむ方も増えてきました。
そのまま食べて良し、様々なアレンジを加えても良し…。
あなたなりの楽しみ方を見つけてみませんか!?